腹筋を鍛えると腰痛予防になる?

これも患者さんからよく聞かれる質問です。

腹筋を鍛えることで腰痛予防に・・・

なります!

 

 

腰椎は骨盤の上に乗っており、その土台となる骨盤は、通常やや前に傾いており、常に前に倒れる力が発生しています。

 

これを支えているのが腹筋背筋であり、腹筋はお腹にある腹腔という空気の塊を作ることで前から腰椎を支えています。また、背筋は後ろから背骨を引っ張ることで前に倒れないように支えています。

 

これによって人は2本足でバランスよく倒れることなく立つことができます。

腹筋と背筋の腰を支える割合は、腹筋が3で背筋が7という3:7の割合で腰椎を支えています。

しかし、背筋は座っていても立っていても使う必要があるので、あまり筋力が低下しませんが、腹筋は意識して使わないとあまり使われなくなっていくので筋力が低下しがちです。

 

これによって腹筋が弱くなると、3:7で支えていた割合が2:8など背筋にかかる負担が増えていくと腰痛の原因となります。

なので、腹筋を鍛えることで背筋にかかる負担を増やさないということが腰痛予防になるといえます。

 

では腹筋もどこを鍛えれればよいか?

実は腹筋は4種類あります。

 

・お腹を6つに割る腹直筋。

・脇腹を引き締める内腹斜筋と外腹斜筋。

・くびれを作る腹横筋。

 

どれも鍛えるに越したとはありませんが、

私が特に鍛えることを進めたいのが腹横筋です。

 

 腹横筋は横からお腹を締める働きがあるため、腹横筋が強いということはコルセットを巻いているのと同じ効果があり腰痛予防に効果的です。